関連本がテレビで紹介されます!(コリン・ウィルソン『アウトサイダー』)
編集者Fです。
7月4日放送のBSフジ『原宿ブックカフェ』(23:00~23:30)で、コリン・ウィルソン著『アウトサイダー』(中公文庫)が取り上げられることとなりました。国語学者。金田一秀穂さんの〈人生を変えた一冊〉です。
番組HPはこちら。
- 作者: コリン・ウィルソン,中村保男
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/12/20
- メディア: 文庫
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『アウトサイダー』といえば、昨年12月に亡くなった鬼才コリン・ウィルソンが1956年に24歳で書き上げた処女作。サルトル、カミュ、ドストエフスキー、ニーチェ、ゴッホといった偉大なるアウトサイダーたちを論じた大作です。かつて集英社文庫に収録されていましたが、2年前、新たに内田樹さんの解説をいただいて、中公文庫で復刊しました。
なぜこのブログで紹介したかと言いますと、この『アウトサイダー』にアラビアのロレンスことT・E・ロレンスが取り上げられているからなんです。言うまでもなく5月刊のプレミアム文庫『砂漠の反乱』の著者です。
ちなみに、当ブログの「『砂漠の反乱』裏話」で取り上げましたように、ロレンスの名を今でも高らしめているのが1962年の映画『アラビアのロレンス』(デビッド・リーン監督)。『アウトサイダー』刊行後6年目ですが、ひょっとしたら関係があるのかもしれません。
両書を読み比べてみることで、謎の多いロレンスのイメージがより深くなるかもしれませんね。