7月刊中公文庫プレミアム発売開始!
編集者Fです
7月25日刊中公文庫プレミアムが発売開始されます。
今回は、以下の4冊です。
近衛文麿『最後の御前会議・戦後欧米見聞録 近衛文麿手記集成』
貴公子は戦争を招いたのか、それとも戦争を防げなかったのか? 日中戦争勃発の年である1937年から日米開戦直前の41年まで3次にわたって内閣首班となり、戦後、戦犯の汚名を受け入れずに自決した近衛文麿。その思想の軌跡を綴った手記六篇(「英米本位を平和主義を排す」「戦後欧米見聞録」「世界の現状を改善せよ」「近衛上奏文」「平和への努力」「最後の御前会議」)を収録した決定版。解説は井上寿一先生です。
北川四郎『ノモンハン 元満州国外交官の証言』
1939年、満州国とモンゴルの国境線をめぐり、日本・満州軍とソ連・モンゴル軍が激突し、双方会わせて2万前後の死傷者を出したノモンハン事件。事件後、ソ連との国境線画定交渉に参画した著者が、この軍事衝突を「国境紛争」の視点から綴った手記を36年ぶりに復刊。解説は田中克彦先生です。
「青い目の将軍」と呼ばれた老軍人はなぜ、敵国統治に成功したのか? 連合国最高司令官のパーソナリティと、被占領者だった日本人の民族性の両面から、内外の史料を駆使して描いた、日本人研究者によるマッカーサー評伝の金字塔。解説は第16回読売吉野作造賞を受賞した『日本占領史1-45-1952』の著者・福永文夫先生です。
あらえびす『名曲決定盤(下)声楽・管弦楽篇』
銭形平次シリーズの作者にして、昭和を代表する音楽の聴き手でもあった、あらえびす(またの名は野村胡堂)が、トスカニー二やフルトヴェングラーの交響曲、ソプラノのレーマン、バスのシャリピアンらの熱唱を批評。解説は山崎浩太郎先生です。
是非、ご一読を!
最後の御前会議 戦後欧米見聞録 - 近衛文麿手記集成 (中公文庫 こ 19-2)
- 作者: 近衛 文麿
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2015/07/23
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る