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中公文庫プレミアム 編集部だより

永遠に読み継がれるべき名著を、新たな装いと詳しい解説つきで! 「中公文庫プレミアム」を中心に様々な情報を発信していきます!

雑談

描かれたベルリン、その後…谷口吉郎『雪あかり日記/せせらぎ日記』

中公文庫プレミアム、2015年最後の刊行は『雪あかり日記/せせらぎ日記』です。 雪あかり日記/せせらぎ日記 (中公文庫プレミアム) 作者: 谷口吉郎 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2015/12/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ヒトラーの…

映像化されたノモンハン事件

編集者Fです。 7月25日刊行中公文庫プレミアムの一冊「ノモンハン 元満州国外交官の手記」(北川四郎)は、サブタイトルにあるとおり、1939年に日本・満州連合軍とソ連・モンゴル連合軍が激突したノモンハン事件に、満州国外交官として参加した著者…

誰が「軍備放棄」を言い出したのか・・・憲法記念日と幣原喜重郎『外交五十年』

編集者Fです。 中公文庫プレミアム、4月刊は、幣原喜重郎『外交五十年』と、読売新聞戦後取材班編『昭和戦後史 「再軍備」の軌跡』の2冊です。 ところで、なぜ4月25日という時期に、この2冊を刊行したのか。実は、理由があります。 たとえば、8月1…

斎藤隆夫の『反軍演説』

編集者Fです。 先日、民主党の長妻昭代表代行が、4月23日の記者会見で「『反軍演説』復活を働きかける」とのニュースがありました。 以下、Yahoo!ニュースから引用させていただきます(毎日新聞 2015年04月23日 20時38分(最終更新 04月23日 21時39…

戦前・戦後の時間感覚……『岡田啓介回顧録』

編集者Fです。 今月の中公文庫プレミアムでは『岡田啓介回顧録』を担当しました。 本書は1950(昭和25)年に毎日新聞社から刊行され、その後、1977年に、ロンドン海軍軍縮会議(1930年)をめぐる岡田の日記と、池田清氏(1925-2006 政治学者。海軍出身)に…

真珠湾奇襲攻撃から73年/『ハワイ・マレー沖海戦争』のこと等

編集者Fです。 本日、12月8日は、日本海軍の機動部隊がハワイのパールハーバー(真珠湾)海軍基地に奇襲攻撃を仕掛け、日米開戦となった日です。前の記事にも書きましたとおり、日本大使館のミスで、アメリカ側に宣戦布告を通告する前に攻撃が始まってし…

復刊の楽しみと苦労……吉田茂『回想十年』

編集者Fです。 10月のジョン・ダワー『吉田茂とその時代』(上下)に引き続き、11月刊から「吉田茂シリーズ」(公称にあらず)の第二弾として、『回想十年』(全3巻)の刊行が開始されました。 日米関係史の権威による評伝と、吉田自身が振り返った回…

映画『トラ・トラ・トラ!』と『ハル回顧録』

編集者Fです。 11月刊中公文庫プレミアムの1冊、『ハル回顧録』は、日米開戦時のアメリカ国務長官で、ハル・ノートで知られるコーデル・ハルの自伝です。 ハル回顧録 (中公文庫プレミアム) 作者: コーデル・ハル,宮地健次郎 出版社/メーカー: 中央公論新…

「国家改造」の夢・・・北一輝『日本改造法案大綱』

編集者Fです。 先日、ツイッターを眺めておりましたら、11月刊の中公文庫について、「中公文庫が右傾化している?」というような事を(ジョークとして)呟いておられる方がいらっしゃって、その一例として文庫プレミアムの北一輝『日本改造法案大綱』を挙…

毛沢東アゲイン!

編集者Fです。 中公文庫プレミアム、10月刊の毛沢東『抗日遊撃戦争論』を読んだ、年長の大先輩からこんな事を言われました。彼が三十数年前、大学で中国語を学んだ際、テキストとして、本書に収録された論文「文芸講話」が使われたというのです。その頃、…

いまどき社会主義?・・・・・なんておっしゃらずに

編集者Fです。 10月刊の中公文庫プレミアムは、ジョン・ダワー『吉田茂とその時代』(上下)、毛沢東『抗日遊撃戦争論』そしてヴォー・グエン・ザップ『人民の戦争・人民の軍隊』というラインナップでしたが、一応、この3書(4冊)を並べたのは、意図が…

映像のなかの吉田茂

編集者Fです。 10月25日刊のジョン・ダワー著『吉田茂とその時代』(上下)を皮切りに、中公文庫プレミアムでは、来年にかけて「吉田茂シリーズ」(公式名称ではありません)が始まります。11月から来年1月にかけて毎月、吉田茂や池田勇人や佐藤栄作ら「…

映像の中の「天皇」

編集者Fです。 5月刊行の中公文庫プレミアムの1冊『城の中』は、長らく侍従として皇室に仕え、洒脱な名文家としても知られた故・入江相政さんが、天皇をはじめとする皇室の方々の素顔を活写した随筆集です。私は担当ではありませんが、むしろ一読者として…